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![]() 写真はル・コルビジェ設計のUnit D'habitation。 今年は建築から手がける案件が現時点で2つあるのですが、その一つのアパートメントの初期提案をする為のプランニング作業をやっています。今週と来週でプランニングと計画を纏め、提案するのですが法規与件、クライアントからの要望を整理しボリュームの確定がほぼ出来たので、土曜日から具体的なプランニングとデザインに取りかかっています。 僕の事務所はどちらかというと商業施設の設計・・・商業施設であれば建築や内装を問わず設計しているのですが、今回の様な集合住宅は、初めての取り組みになります。容積率160%(敷地面積に対する延べ床面積の割合)から3階建ての比較的小規模なマンションの計画になりますが、従来のハウスメーカーでは満足できていないクライアントの為に、色々なアイデアを盛り込んで提案する予定です。 今回、クライアントとお話しして思ったのは、ハウスメーカーの初期提案能力のことです。大手のメーカーがこの程度の事しかやっていないのかと、びっくりしました。こんな事書くと怒られちゃうかもしれませんが(笑)、要はマンションオーナーをなめすぎている。建築の法規与件があって、この与件に基ついて設計するとこうなって、掛かるお金はこうなります・・的な部分しか提案されておらず、フィロソフィとは無縁で大きなな投資を行なうクライアントサイドの意向に沿っているとはお世辞でも思えなかったのです。特に今回の場合、賃貸としての計画なので10年後に陳腐化してしまうようなものは当然避けなければならず、自ずと予測を立てながら、住み手のマインドを高め、他の賃貸集合住宅と一線引ける様なアパートメントが望ましい訳です。同時に多様化している住環境に対して画一的なものしか提案できないのは致命的。今回機会があって、没案となったハウスメーカーの提案書を目にする事ができましたが、僕自身、ディベロッパーとしての立ち位置もあるので、非常に考えさせられました。 デザインコンシャスでコストにも配慮するやりかたは、商業建築と住宅建築で異なります。商業施設では行く事自体が目的だったり、商売の形態から機能面でのデザインが求めらたり、情緒的マインドを打ち出すことが必須ですが、住宅の場合、住み手の感性で各々が住みやすい状態がベストですから、ある程度の自由度(特に居室内)と安心感が必要になります。細かい装飾はいらないけれど、例えば採光が気持ちよかったり、静かだったり、頑丈だったり、外観から住んでみたいと思わせる様なシンプルな設えだったり・・そんな要素が望ましいと思うのです。同時に、マンションオーナーにとっては高価な所有物になる訳ですから、所有している喜びみたいなものも必要かも知れません。 これからの集合住宅は、コーポラティブハウスまでいかなくても、ニッチな感性で細分化されていくのは間違いないかと。細分化していく感性に全て応える事は難しいでしょうけど、ディベロッパーや建築家&デザイナーにとっては、ケーススタディを増やして「自分たちを気入ってくれる要素」をどれだけ沢山創れるのかに掛かっていると思います。。 →デザインブログランキング English Here (Auto Translate) This function will not provide you with a perfect translation. _______________________ + 平澤 太 →Designcafe.jp (2008年1月に再開します) →平澤太デザイン計画機構 →Designcafe-blog →Designcafe annex T-galaxy.com →Loftwork.com-hirasawa.D.P.O- →Technorati-Japan ![]() →デザイン系ブログランキングに参加しています。こちらもぜひ・・ ![]() 方山裕一さんがマスターデザインした横浜Fマリノスの本社兼クラブハウス棟が完成しましたね。先日方山さんの事務所に遊びに行った事をエントリーしましたが、その後メール頂きました。下記はメールの一部引用ですが・・・ おつかれです。 足掛け3年あまり、先週末ですが 27日に竣工式があり、マリノスタウングランドオープンしました。 おかげさまでほぼ初期デザイン通りにクラブハウスも完成しました。 心配していた曲線ラインもかなり美しく仕上がり、 近くに寄るとなかなか迫力ある建物になりました。 高層ビル群に囲まれた中、ぽっかりとグリーンが広がり 都会のオアシスというか、芝生に囲まれたとても気持ちいい施設です。 横浜に行く機会がありましたらお立寄ください。 どうもプレゼン時はお世話になりました。 ・・・との事で、方山さんが撮った数枚の写真を添付してもらいました。 マリノスのオフィシャルサイトに掲載されていますが、このCGを含めて3つのマスターデザインをマリノスから方山さんがオファーされ実現したのがマリノスタウンのメインとなるクラブハウス棟です→初期提案のCG全てこちらで観られます 確か2週間で概要を纏めないといけないというスペシャルタイトな日程で、方山さん一人で3つのマスターデザインを作る事は時間的にまず不可能なので、全体のコンセプトと採用案を含む2つのマスターデザインを方山さんが、残りの一つを僕がデザインしました。施設与件とフロアープランニングした後に外観面を先攻し、方向性の異なる3つのデザインした訳です。丁度日本橋で活動始めた頃でしたが、方山さんといつもの調子(?)でキャッチボールしながらデザインを考えた記憶があります。それから3年経ってようやく完成した訳ですから、喜びも大きいのです。 ![]() 出来上がったクラブハウス棟と初期提案CGの採用案を見比べてもらえると分かるのですが、ほぼ一緒でこの段階でマスターデザインとして完成していたのが分かると思います。しかもしっかりブラッシュアップされていて、初期のコンセプトをそのままにしながら熟成していった感があります。棟屋の造形は上から見るとVICTORYのVの字になっていて、これは隣に建つ予定の日産本社ビル(谷口吉生氏設計)から俯瞰的に眺められる事を意識してなっているものです。横から見ると「つ」の字になっているのはシュートの軌跡。よくサッカー解説でシュートの軌跡をキャプションしますよね。あれです(笑)。特に「つ」の方はRの形状が地面に対してすぼんで行く感じですから、美しくラインを出す為に苦労したと方山さんは言っていました。 ![]() この規模ですから3年掛かるのは仕方ないとして、大勢の人が関わる中で情熱を持ってデザインするのは並大抵ではいかないと思います。でも(何にでも言えますが)完成する喜びを知ってしまうと辞められないんですよね。ともかく方山さんお疲れさまでした。。 Al lPicture: Yuichi KATAYAMA. →Creative Commons Some rights reserved. 他の写真はこちらで < 前のページ次のページ >
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